こんにちわ。未次 始です。
第一回の内容を悩んでいたらいつの間にか12月が終わり、少々アクシデントが起き、それに対応していたらいつの間にか一月が終わっていました。
頭の片隅でブログ書かなくては……思いながら中々書く時間が取れませんでした。不覚……。
それはさておき、今回の内容ですが、数年前に私が原因で病院に監査が入ったエピソードを紹介したいと思います。
といっても悪いことをした訳ではありません。
当時、私はメトグルコという錠剤とインスリン注射を処方されていたのですが……
メトグルコは2型糖尿病に処方される薬で、インスリンは基本的には1型糖尿病に処方される薬です。
糖尿病と名は付いていますが2型と1型では治療法が異なります。
メトグルコは1型糖尿病には効果はありません。
インスリンは2型糖尿病に処方される事は無くは無いですが、もうインスリンを使うしかない最終手段的に使用されますので私のカルテの数値では使用されるのはおかしい……と言うことで監査が入った模様です。
……やっぱりおかしな使い方してるじゃねぇか!
と思われたかと思います。
ところがですね。私、1型糖尿病でも2型糖尿病でもなく、その他の糖尿病の MODY3というタイプの糖尿病なのですよ。
MODY3にはメトグルコもインスリンも効きますし、処方されても医学上はおかしくないのです。
じゃあ何故、監査が入ったのか?
それはですね、実は薬事法には1型糖尿病と2型糖尿病しか存在しないのです。
MODY3の糖尿病であっても、薬を処方するにはカルテに1型糖尿病、或いは2型糖尿病と書かないと、薬が処方されないのです。システムの方に不備があったわけですね。
その他の糖尿病は存在自体はあるだろうと予測されていましたが、きちんと証明されたのはつい最近の事なので薬事法では対応されていないのですよね。
なので苦肉の策として私のカルテには2型糖尿病と書かれ薬を処方していた訳です。
監査は入ったものの正当な理由があったため特何事もなく終わりました……が中々衝撃的な話でした。
その話を後から知った時に私の心にも中々に良い衝撃が走りました。
自分のせいでお世話になっている病院に監査が入ったとか、今でこそ笑い話ですが当時はガクブルものでした。
恐らく糖尿病に関わらずこのような事例はありそうですので、処方する方もされる側も使いやすい法律であってほしいものですね。
では今回はこの辺りで。お読みいただきありがとうございました。また次回でお会いしましょう~ノシ