こんばんわ。未次 始です。
今回はサブレンジャーの体験の中で糖尿病患者としてやっていた対策をまとめておこうと思います。
また、今ならこうするかなぁ……というのも添えたいと思います。
ブログで書いていると随分と長い間行っている様に感じますが、北アルプスをうろうろしていた時間は3週間程です。
ですので、最初から持効型インスリンのNは(現在は中間型に分類)は動かすつもりはありませんでした。
ですので、Nは12のままで変えませんでした。
また、血糖測定用紙も1ヶ月で貰える量に制限がありましたので、測定機会を増やすことは考えていませんでした。
ですので、低血糖は体の感覚で対応して、
事前対策として、高血糖になっても良いから小休憩を挟む度にチョコレートを一口齧って対策していました。
今考えるとチャレンジャーでしたね。
その対応を、低血糖の感覚が起きなくなるまで、即効性インスリンのRを少しづつ減らしていきました。
最終的にRは
朝12➡️3
昼12➡️3
夜12➡️8
まで下げました。
険しい山道を毎日6時間~8時間歩いていればさもありなんってところですね。
実際、当時72kg程あった体重が68kgまで減りました。脂肪が筋肉に変わった上で体重が減ったので理想的ですね。
それ以下にはどうやってもならなかったので、私のベスト体重は68kgであると判明した瞬間です。
大変残念な事に一年後にはすっかり体重が72kgに増えていましたが。
そりゃ山を降りたら一日に6時間も歩かないもんなぁ。
夜のRを減らしたのは、補食をする程でもなかったですが、朝食前の空腹感が強かったからです。
少しずつ減らして最終的には8で安定しました。
夜は寝るだけでしたので昼間ほど血糖値は下がりませんでしたが、やはり筋肉が増えた分消費する糖分が増えた結果と思われます。
当時の血糖測定のメモ書き等が残っていたらもう少し解りやすかったのですが……
山小屋での食事は日保ちの観点から、葉野菜よりかはイモ類が多めの野菜の天ぷらとご飯という炭水化物多めの食事が多いです。
血糖値が上がりそうな食事でしたがそれ以上に消費するカロリーが多かったと言うことですね。
現在であればサブレンジャーの活動期間に合わせてリブレ等のCGMをつけると思います。それでも一週間足りないので予備を持っていかなければなりませんが。
その数値を元に補食や食事時のインスリンを決めれるってやっぱり便利だし、強みですねぇ。素晴らしい道具が出来てくれたものです。
因みに私、一つミスをしていまして、当時通っていた学校にはきちんと糖尿病の事を伝えていたのですが、どうも富山森林管理所にはその事を伝え忘れていたらしく後にビックリされました。救助活動に必要になるので伝えておくべきでしたね。うっかりでした。
どうして解ったかというと、サブレンジャー参加者は全員活動記録を最後に提出するのですが、そこに私が糖尿病の事もしっかり記入したからですね。伝えているつもりでいたので……
富山森林管理所の方が驚いてたよと教えてくれたのは一緒に登ったバディの方です。
バディの方は翌年も参加され、直接の体験談として教えて貰いました。真にありがとうございます。
……といったところで今回は筆を置こうと思います。
サブレンジャーのの体験は恐らくこれで最後になると思われます。
次は何を書こうかしら?
また、次のブログでお会いしましょう~ノシ
