10才の頃から糖尿病(MODY3)をやってるおっさんのブログ

主に糖尿病の事を書いていくブログです。

新 第37回 サブレンジャーの体験4

 こんばんは。未次 始です。

 今回もサブレンジャーの体験を語って行こうと思います。

 

 

 太郎平小屋では連泊をしたのですが、太郎平小屋ではお客様対応だった為、特に何か手伝った記憶はありませんが、雲海と朝日がとても綺麗だったのを覚えています。写真はその時のものが残っていたので挙げておきます。昔のデジカメで取ったものなので画質が悪いですがw

 

 その日バディの方と、地図を見ながら「ここからは下りだから明日は楽できそうだねぇ」なんて言っていたのがフラグになったのか、太郎平小屋を出発し薬師沢小屋へ向かう際、思いっきり登山道を外れ迷いました。

 

 途中で道が険しすぎるし、進むには川の中を入らないと進めなさそうだったので、来た道を戻る羽目になりました。

 迷った理由は橋が流されていて目印を見失った事でした。橋と言っても殆ど一跨ぎに出来そうな程小さい橋なのですが、前日の雨で水量が増加し流されたようです。

 道を戻った分予定の時間よりは遅れてしまったものの、日が暮れそうな程ではなく、余裕を持って到着できました。

 一応山小屋の方に報告をしたので後日、橋は補修されたのだと思います。距離的に太郎平小屋の人が対応したのかなぁ。それとも富山森林管理所の人でしょうか。その辺りは確認していませんでしたが、この手の補修もお仕事の範囲内だったと思います。対応した人は大変だったろうなぁ。登山道の維持、本当にご苦労様です。

 

 薬師沢小屋では小屋のマスターに付いて行き、違法キャンパーの実態調査の様な事をしました。

 川の中をザブザブと入って渡河し、崖っぽい所を紐なしプチロッククライミングしたりと色々周囲を散策した結果、焚き火跡等を発見しました。また、落としてしまったであろう食材もそのままになっていました。

 以前言いましたが自然公園等では所定のキャンプ場以外でのキャンプは違法です。

 先ず川辺でキャンプをするのが先ず危険です。山の天気は変わりやすく川の水量は簡単に変わる為流される、もしくは取り残される場合があります。

 そして食材をそのままにしておくのも危険です。クマとかが近づく原因にもなるので。

 

 因みにとかする際には登山着の上からレインウェアを着込み、登山靴の上にスパッツ(登山用具の方)を付けて渡河しました。以外にズボン濡れなかったですね。

 プチロッククライミングは初めての経験でしたので緊張しました。踏んだ石が転がっていって体勢を崩した際は一瞬死んだかと思いましたが、意外に3点保持出来ていて助かりました。初めて落石〜!と叫んだ気がします。

 注:ロッククライミング中に石を踏んだ際に、その石が転がって行った場合、後から登っている人の為に落石〜!と叫んで危険を知らせます。

 

 この辺りがサブレンジャーの経験の中でも一番濃い経験だったと思います。

 

 糖尿病らしい事は何も書いていませんがたまにはこういうブログ回があってもいいかと思いつつこの辺りで今回は筆を置こうと思います。

 また次回のブログでお会いしましょう〜ノシ

新 第36回 サブレンジャーの体験3

 こんばんわ。未次 始です。

 引き続きサブレンジャーの体験を書いていこうと思います。

 

 サブレンジャーの仕事は山小屋の手伝いも含むのですが、実は山小屋毎に扱いが違ったりします。ガッツリ山小屋の手伝いを頼まれる所やお客様扱いで泊まらせてくれる所まで様々です。

 五色ヶ原山荘での手伝いが、前日にやったゴミ拾いになります。主にキャンプ場のゴミを拾いました。

 

 尚、自然公園では指定されたキャンプ場以外のキャンプは違法です。皆様気を付けて下さいね。

 

 五色ヶ原山荘周辺でゴミ拾いをした翌日、スゴ乗越小屋に向かって出発しました。

 

 この辺りになると高山病にの時の様な身体の不調は消えました。お陰様でスゴ乗越小屋には昼過ぎ位には到着した記憶があります。

 単純に山道や特に雪道に慣れておらず、登山経験者よりかは遅いペースだったかもしれませんが。それでも野生生物の調査等を学ぶ専門学校に通っている意地で頑張って登った様な記憶があります。

 インスリンは持効型のNは変えず12単位のまま打ち、速効型のRは朝と昼を12から10に変更し、夜はそのまま12単位を打ち、休憩毎にチョコを一欠片補給する形で様子を見ました。

 

 スゴ乗越小屋で一泊した翌日、薬師岳山荘へ向けて出発しました。

 一日に6時間以上山道を登ったり降りたりしていたので身体が順応して来たのでしょうか、この辺りから少しずつ歩くのが辛くなくなって来ました。

 ようやく、周りを気にする余力が出て来た記憶があります。景色や植生を気にする様になったと思います。本来は初日から気にしなければならないのですが・・・・・・

 インスリンは前日から変えずNが12Rが朝、昼は10、夜は12としました。

 翌日、薬師岳山荘から太郎平小屋山荘へ向けて出発しました。

 捕食を繰り返していましたが、幸い売店のある山小屋でお菓子は補給出来たので捕食の量を気にする必要がなくなったのは、心に余裕が出来たと思います。

 但し、山小屋で販売しているお菓子なのでメチャメチャ高価いです。運ぶのにお金と時間が掛かるので当たり前ではありますが。

 

 と、この辺りで今回は筆を置こうと思います。

 また次回のブログでお会いしましょう〜ノシ

新 第35回 サブレンジャーの体験2

 遅くなりましたが、皆様、明けましておめでとうございます。

 未次 始です。

 先ず、能登地震で被災された方々、お見舞い申し上げます。

 丁度、こちらのブログでサブレンジャーの体験として富山県の事を書いておりましたのでとても衝撃を受けました。皆様の無事と一日でも早い日常の復興をお祈りさせていただきます。

 

 一瞬、自粛という単語が浮かびましたが、それも災害に負けた様な気もして嫌だったので、このままサブレンジャーの経験を書かせていただきます。

 

 富山県に入った後は森林管理所の近くの民宿に泊まり翌日に森林管理所でサブレンジャーの説明と制服を受け取りました。

 説明は仕事の内容と、どういうルートをどの程度の日程で行うか、また共に行動するバディの発表がありました。幸い同じ学校から同じくバイトに来ていた同級生の方でしたので気まずい思いや不安とは無縁でした。

 

 正直、昔の記憶すぎて曖昧なのですが、その後バスで立山室堂山荘(だった気がします。)まで有料道路を使って向かい、その日はそこで一泊。

 次の日はその周辺を散策して終了だった気がします。バスで行けるとは言え、標高が2500m程あるので、高山病にならない為に身体を慣らす為だったと思います。

 入山して3日に五色ヶ原山荘へ向かいました。

 この日が一番大変でした。結論から言いますと軽度の高山病だったと思われます。数分しか歩いていないのにびっしょりと汗をかき、休憩を余儀なくされました。幸い休憩を繰り返し取る度に少しずつ歩けるようになっていきましたが予定の時間を大きく遅れての到着となってしまいました。

 山の天気は変わり易く、昼過ぎ位には次の拠点に到着するのが理想です。ですがこの時はもう直ぐ日が落ちる位の夕方でした。山には光源が無いので日が落ちての行動は危険です。

 バディの方には大変ご迷惑をお掛けしました。色々気を使ってくれて有難うございました。本当に感謝しています。

 後から聞きましたが、私が余りにも辛そうに歩いていたので、途中下山を持ち掛けようか迷っていたそうです。実際、何も考えず(考えられず)、心持ちとしては黄泉比良坂を歩いている死人の気分でした。

 綺麗な景色や、山荘に着いた際に丁度虹なども見れた筈なのですが殆ど覚えていません。山荘に着いてからの記憶は曖昧です。

 その翌日は五色ヶ原山荘周辺を散策しつつ、ゴミ拾いをした記憶があります。

 この辺りから低血糖になりそうな感覚がちょこちょこ出てくるようになりました。

 その度に一口チョコレートを齧って回復していました。

 確か、当時、速効型インスリンのRを各食事毎に12単位程、持効型Nも12単位程打っていた記憶があります。

 当然、リブレも無く、自分の中での血糖値のグラフも今より全然曖昧でした。

 登山中にこまめに休憩を取っていましたが、その度に血糖値は測っていませんでした。その頻度で使っていると測定センサーが足りなくなるからです。一月に貰えるセンサーの数はかぎられていますので。

 今から振り返れば山荘や山小屋での食事は日持ちや補給の観点から穀類が多く、調理方法も天ぷらが多かった事と、ご飯も普通の飲食店より盛り方が多く盛られていた気がします。

 その食事の変化がこれ迄の日程で明らかに運動量が多くなったにも関わらず、インスリンの量を変えていなかったのに、低血糖にならずに済んだ理由だったのかもしれません。

 高山病になりかけていた時に低血糖にならなくて本当に良かった。

 

 今回はこの辺りで失礼したいと思います。

 怒涛の事件・事故のから始まった年になりましたが負けずに頑張っていきたいものですね。

 また、次回のブログでお会いしましょう〜ノシ

 

 

新 第34回 サブレンジャーの体験1

 こんばんわ。未次 始です。

 今回は前回のブログで話題に出た北アルプスに一月程登山に行った際のお話を何回かに分けて詳しく話していこうと思います。

 

 当時(20年程前、20歳位だった気がします)は専門学生で、自然環境の保全について学んでいました。夏休みに自然環境の保全に関わるアルバイトをしてみようと探していました。学校が自然環境保全の専門学校でしたので学校内で保全に関わるアルバイトは探せました。

 そこで目に入ったのが森林管理署のサブレンジャーのアルバイトでした。

 日本の各地に国有林や自然公園があり、それを管理する森林管理署がある訳ですが、その中でも富山森林管理署に行く事にしました。

 森林管理署は国の管轄なのでアルバイトに応募するのも結構しっかり履歴書を書いた記憶があります。

 無事受かりまして北アルプス立山連峰、室堂を中心に各山小屋を巡回し、自然環境を保全するサブレンジャーになれました。

 レンジャーと言うと日本だとなんだか某ヒーローを思い浮かべそうですが、自然公園の保護をしている人をレンジャーと呼びます。

 今回はアルバイトでの参加でしたので、レンジャーの補佐=サブでサブレンジャーです。

 富山森林管理署のホームカラーは赤で赤い上着と帽子がいただけます。それを着て巡回するわけですね。

 それ以外の登山に必要な物は全て持参しなければなりません。私は学校の授業で使うので全て揃っていたのでそこは楽でした。

 それに加えて私はインスリン一式と非常食が必要でした。当時はRとNというインスリンを使っていたと思います。

 飲み薬は服用していませんでした。後は大量にチョコレートを用意した記憶があります。

 

 レンジャーの説明が多めになってしまいましたが、今回はこの辺りで締めさせていただこうと思います。

 皆様、良いお年をお迎え下さい。

 次回のブログでお会いしましょう〜ノシ

新 第33回 チャレンジ

 こんにちわ。未次 始です。

 ニュースで拝見しましたが「たいき」さんという1型糖尿病の方が自転車での日本一周達成したようですね。

 ナイスチャレンジです!そして無事帰ってこられて本当に良かったです。目標達成おめでとうございます。インスリンを打ちながら5ヶ月の長旅は体調管理も含めて大変だったと思いますがきっと彼にとって大きな財産になるでしょうね。

 

 随分と昔になりますが、私もチャレンジしたことがあります。20年程前になりますが、富山森林管理所のサブレンジャーを一ヶ月程させて頂きました。

 主な業務は北アルプスに登って、山小屋を転々としながら山小屋の業務の手伝いや、山道やキャンプ場のゴミ拾い、野生生物の調査、絶滅危惧種の保護、違法キャンパーへの注意喚起等、多岐に渡ります。

 1日6時間から8時間程歩くことになります。舗装も当然されていませんし、雪が残ってる場所も雪解けでぬかるんでいる場所もあります。ここ道なの?って場所もチラホラ。アップダウンもキツいです。北アルプスは標高が3000mを越えるので、高山病にも注意しなければなりません。

 そんな中、インスリンの管理もとなると••••••本当に私は何で行こうと思ったんでしょうね?w

 今の年齢になるととても行こうとは思えません。ですが、そこでの経験は今でも私の中で輝いた財産となっています。

 若い時の苦労は買ってでもしろと言いますが、私の場合は正しくそれにあたるのでしょうね。その時はそんな事考えていた訳ではありませんがw

 時には、ちょっとの切っ掛けや、勢いで進んでみるのも良いのかもしれません。

 この辺りで今回は失礼しようと思います。

 また次のブログでお会いしましょう~ノシ

 

新 第32回 変化2

 こんにちわ。未次 始です。

 今回はインスリンの打ち方が変わったのと、第五回のブログが分かりにくいなと感じたので、改めて書き加えた形でブログを書いてみようと思います。

 

 インスリンの撃ち方が変わったと言っても行きなり変わった訳ではなくこの数年間で少しずつ変えていって現在数値が落ち着いている為、打ち方を公開しようと思いました。

 

 まずフィアスプ(即効性のインスリン)ですが、

 朝は11単位から3~4単位に変更しています。3単位にするか4単位にするかはその日の仕事と朝の血糖値で決めています。昼前に低血糖気味になることが多い時期があり、少しずつインスリン量を下げていった結果です。

 

 昼は18から12~14に変更しています。

こちらも同様にその日の仕事と昼の血糖値を鑑みて、12~14の間で調整しています。お昼ごはんのごはんの量を少なめに調整した事と夕方に低血糖気味になることがあるため、この結果となりました。

 

 以前は夕方に間食を取っていたのですが、それを止めました。

 

 夜は以前と同様に18単位です。夕食は割りとその時食べたいものを食べていたり、お酒も飲んでいるため、追加でインスリンを打つことがあります。

 

 トレシーバ(持続性のインスリン)は変わらずの18単位。

 スーグラ(SGLT2阻害薬)も変わらず1錠飲んでいます。

 その結果

 この様な血糖値の流れになっています。

以前のブログではこれを文章で説明しようとして読みにくくなっていましたね••••••。

 なかなか綺麗なグラフになっているのではないでしょうか。

 日中は低血糖にならないために気持ち血糖値を高めに設定しています。

 17時以降は好きに飲み食いしているため、血糖値事態は高く推移していますが寝る前までには下げて夜中や就寝中は適正数値内でフラットになっているので個人的には完璧です。

 理想を言えば、夕食時酒飲もうが、好きなもの食べようが、完璧にインスリン調整しろよ。というお話になってくるのですが••••••。それは今後の課題と言うことで••••••。

 今回はこの辺りで筆を置こうと思います。

 また、次のブログでお会いしましょう~ノシ

新 31回 常識/タンパク質

 こんにちわ。未次 始です。

 常識って時代や地域、文化等によって変わるものだと思いますが、自分が知っている常識が変わるとやはり驚くものですね。

 というのは、私は糖尿病になってからは、「まず、野菜を食べましょう。」と教わりました。現在も、そこは変わりませんが、「野菜に加えてタンパク質も取り入れましょう。」となっている様です。

 どうしてだろう?と思って調べてみました。

 タンパク質を加えることで、筋肉をつけましょう、という事みたいです。

 筋肉はその維持に糖分を消費するので、血糖値の安定に繋がるという事ですね。

 タンパク質を取れば良いんだなと、目をキラキラしながら焼き肉とか行かないで下さいね?適量というものがありますから。サラダに豆が入るだけでもタンパク質取れますからね。

 と言うことでタンパク質の話でした。今回はこの辺りで失礼したいと思います。今短い内容となりましたが書いておかねばと思い書いちゃいました。

では、次回のブログでお会いしましょう~ノシ