10才の頃から糖尿病(MODY3)をやってるおっさんのブログ

主に糖尿病の事を書いていくブログです。

新 第13回 節目

こんにちわ。未次 始です。

今回で13回を迎えました。

大体月1ペースで書いてきたので一年間書いてきたことになります。節目ってやつですね。
こういう節目の時に更新が滞りがちになるので気を付けたいところです。

さて、丁度節目ということで、糖尿病歴30年の節目節目をちょっと振り返って見たいと思います。

一つ目は糖尿病になったこと。私はMODY3というとても希少な糖尿病です。

その当時MODYタイプの糖尿病はあるだろうとは予想されていましたが、発見はされていませんでした。
当時10歳でしたので、1型糖尿病と診断されてもおかしくありませんでした。その場合、その時からインスリン注射が始まっていたかもしれません。

お医者様にも糖尿病に詳しい方と詳しくない方が当然ながらいます。もし、糖尿病に詳しくなかった方に当たって間違った治療を受けていたらと思うとちょっとゾッとします。

幸い、良いお医者様に当たり、暫くは運動療法のみで様子を見ることになりました。
その時は、成長期で、まだホルモンバランスが安定していないことと、まだ微かにインスリンが分泌されていた為、食事療法と薬剤治療がが見送られた形です。


二つ目はその3年後、中学生になったときに薬剤治療が始まりました。
その当時飲んでいた錠剤の名前を思い出せないのですが、おそらく、メトグルコのようなものだったのではないかと思います。
まだ微かに出ていたインスリンの効果を高める形の治療方針だったと思います。
2型糖尿病の治療に似ていますね。

当時卓球部だったのですが、練習中に初の低血糖になり、しんどかった記憶があります。それまで低血糖になってなかったのでなんの準備もしておらず、少々苦労しました。因みに周囲にも言っておりませんでしたので、更に苦労しました。この事を機に周囲に糖尿病を言うようになった記憶があります。また、低血糖の備えをするようになりました。

三つ目は更に3年後の高校生の時です。
遂にインスリン注射が始まりました。同時に錠剤の使用がなくなりました。
恐らく、まだ僅かに膵臓から出ていたインスリンが殆ど出なくなった事と、インスリン治療が始まった為、錠剤と同時に使用するとインスリンが効きすぎる為です。

この頃はインスリンはRやNという種類でしたね。
最初の数ヵ月は、指示通りに打っていた気がします。
アーチェリー部に所属していたのですが、やはり練習中に低血糖になり、その辺りから血糖のコントロールってやつに挑戦し始めた気がします。

若い方で、糖尿病になってから6年経って漸くインスリン治療が始まる事はとても珍しいケースだと思います。MODYタイプの糖尿病が珍しいのである意味当たり前といえば当たり前なのですが……。
後年になって1型糖尿病の患者会に参加させてもらった折りに、この事を話した時に大変驚かれたのを良く覚えています。また、未次さんは1型じゃなくて2型なのでは?とも言われたり、少々物議を醸し出す結果になりました。

やはり、患者会に参加する糖尿病の知識を得ることに積極的な方達でも、MODYタイプの糖尿病は知られていないのだなと、実感した瞬間でした。幸い、患者会に医師が同行していたため、混乱は直ぐに収まりました。

この件は、自分のような治療のパターンが珍しいのだと知る良い機会になりました。
また、同時に医師に大変恵まれていたのだなと再度実感しました。

節目ということで、自分語りの様な形になってしまいましたが、私の治療の形は大変珍しいものでしたので書いておいても良いかな思い、書かせていただきました。
今回はこれで筆を置きたいと思います。

また、次の回でお会いしましょう。それではまた~ノシ